土嚢の必要性について

土嚢はなぜ必要なのか

日本は、世界でも有数の多雨地域「モンスーンアジア」の東端に位置する国。年間の降水量は1,700~1,800mmにもなり、これは世界平均のおよそ2倍に相当する量です。

また、日本の国土は約70%が山地のため河川が急流になりやすく、かつ大陸のような大河が存在しにくいため、氾濫が起きやすい環境にあると言えます。

世界的に見ても水害の多い日本において、河川や湖沼の氾濫を防ぎ人々の暮らしを守る「土嚢」は、非常に重要な役割を果たしているのです。

被害を小さくするには土嚢(土のう)の迅速な対応が必須

台風や集中豪雨――土嚢が必要とされるのは、水による被害を予感させるときです。多量の降水は河川・湖沼の氾濫だけでなく、住居や店舗の浸水といった身近な被害ももたらします。 このような緊急事態に、一般的な「土を詰める土嚢」では迅速な対応が困難です。

準備が大変だった「従来の土嚢」

かさばらないように土嚢袋だけを用意しておいて中の土は庭のものを、とお考えの方もいらっしゃることでしょう。

しかし、それは(特に個人レベルでは)非常に難しいこと。強い雨が降る中、庭の土を掘り返し袋に詰める……
この作業を何袋分も繰り返すことがいかに大変かは、ご想像していただければすぐにお分かりになるはずです。

また、緑地や土が露出している土地が少ない首都圏においてはさらにそれが難しくなってしまいます。

これらの理由から、誰でも簡単に扱え、かつ素早く準備することができる土嚢が非常に強く求められていました。

簡単・迅速「ダッシュバッグⅡ」

キーストンの「ダッシュバッグⅡ」は、5分間水に浸けるだけで、厚さ8mm・重量400gから厚さ15cm以上・重量15kgへと膨れ上がる「吸水性土嚢袋」です。

誰でも簡単に扱えるだけでなく、いざというときにすぐに準備可能。水害の危険が迫ったときでも、慌てることなく迅速な対応ができるようになりました。

今ではその抜群の性能が高く評価され、大切な財産や人命を守る要として多くの地方自治体や企業様に導入していただいています。

Pick Up!【土のう豆知識】
1.助成金が出ます
地域で結成された自主防災組織(地域防災組織)が防災用品を購入する際には、防災行動力向上を目的として、地方自治体から経費に応じた助成金が支払われます。「ダッシュバッグ」購入の際にも適用されますので、ぜひ活用しましょう。
※各市区町村で支給金額は異なります
2.簡易水槽を利用しましょう

多数の「ダッシュバッグ」を利用する際には、一度にたくさんの土のうを準備でき、組立・分解が簡単でコンパクトに収納可能な簡易水槽のご利用をおすすめします。キーストンでは、簡易水槽のご注文も承っています。多くの使用を想定する場合にご検討ください。

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